■2004年01月10日(土)13:15
[SFの世界]
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未来は電子頭脳が発達し,自分で考え行動する機械が生まれる。
映画なんかでよくある話。
マトリックス、ターミネーターなんかがそう。
意思を持つ機械を奴隷の様に(道具として)扱う人間。 それに反乱を起こし 逆に支配しようとする機械。
マトリックスでは 人間をエネルギー源として利用する。 ターミネーターでは 人間は地球にとって有害だから、不必要とされる。
もちろん人間は抵抗する。
それに重ねて考える。 神様が人間を作った。 自分になるべく似せて。 機械でなく有機体で。 単細胞生物から、多細胞生物へと実験を繰り返して。
そして、人間は意思を持ってしまった為に自由を求める。 エデンを追われた人間は、奴隷の立場から 実は自由になれたのかも。
そして神は・・・
なんて考えると面白い。
意思を持った機械は、ただの道具ではなく 自分達と同類であるとして捉えようとするのが、鉄腕アトム(手塚治虫)の世界だと思う。
スタートレックでも、意思を持った機械の様子が描かれている。 人間と同類として扱われる者と 道具として扱われる者が同時に存在し ヨーロッパ人、アメリカ人がアフリカ人を支配していた様子と重ねて物語を描いている様に感じた。 そんなメッセージが有ったと思う。
実際に機械が意思を持ったら 人間の雇用が減ったり大変かも。
他にブレードランナもそうだった。
【※】 現実に科学者達の間で 機械が意思を持ったら 人の存在意義は ただの記憶の蓄積に過ぎないかもしれないと言う。
なんとなく変な感じ。
科学は、他覚的に再現性を持つものを特定するもの。
心の領域は、科学で解明されるのか。
解明されたとしても 単純性を持つ事は無いだろう。
相変わらず、複雑な記憶の絡み合いの中で、個性を発揮し続けると思う。
それほど世界は、複雑なんじゃないだろうか。 | | |