日記

■2004年09月30日(木)  [台風一過]
通学途中、僕は荒川の橋を渡る
荒川の風は強い
今日は台風一過で風力が一段と増していた

いつもより重いペダルを漕ぎながら前を見ると
帽子のツバを押さえたおじさんが、こちらに向かって来る

「大変だなー」と思っていた
おじさんが段々近付いて来て、僕の目の前に来た時
目が合った

「大変ですよね」と思った瞬間
僕は目を逸らした

まずい
目が合った・・・

おじさんが押さえていたのは
帽子じゃなくて髪の毛だった

ゴメンおじさん
気付いてしまって・・・

僕は反射的に髪の毛の無いおじさんを想像した
「悪くないな」と思った

【※】
手の平で頭頂部を押さえるんじゃなくて
帽子のツバを押さえるみたいに
前髪を押さえていた
横や後ろは大丈夫らしい、しっかり固定されている
たぶん波平さんみたいな、前頭部後退型なのであろう
風はおじさんに向かって横から吹いていたが
おじさんは自転車に乗っていた為、前からの向かい風も強かったのだ

■2004年09月28日(火)12:56  [空と秋月]
最近クラッシックにはまっています
中でもベートーベンの「月光」と
ドビュッシーの「月の光」に

ベートーベンは「ピアノ」
ドビュッシーは「ハープ」

「月光」は重くて繊細な光
「月の光」はハープを使った、柔らかくて優しい光に感じます。

【※】
ホルストの「惑星」も良いです。

平原綾香の「ジュピター」も惑星からのものですよね
他に「ジュピター」はシャルロット・チャーチが歌っていました
こちらも凄い良いです。

「惑星」は子供の頃から好きで
特にカラヤン指揮のをよく聞いていました。
同じカラヤン指揮でも
激しさを強調する時や
繊細な感じを強調する時があって
聞き比べると面白いです。

小沢征爾指揮のもあって、今度レンタルしようかと思っています。

【※】
今日は十五夜ですね。
コメント
  • TK(2004/09/28 19:23)
    ピアノならショパン全般、オーケストラではG線上のアリアが好きです。
  • saito(2004/09/29 17:08)
    ショパンって良いですよねー。G線上のマリアも。この間プライドのオープニングでかかっていた「Time to sey goodbye」も良いですよね。台風のせいで月は見えませんねー。
  • TK(2004/09/29 19:31)
    二年ほど前、ショパンの曲ばかりのピアノリサイタルに行きました。俺はベートーベンには合わないようです。
  • saito(2004/09/30 17:35)
    ベートーベンは重い感じだしねー。でも僕は好きなんだなー

■2004年09月25日(土)  [昭和の新日]
久しぶりに80年代の新日本プロレスを見た。
当時のプロレスは、やはりいい。
このプロレスが永遠に失われてしまった事は「罪」だ。
当時のプロレスは既に歴史化してしまった気がする。
もう復興は有り得ないだろう。

当時の試合は、一試合一試合から何かメッセージが伝わって来ていた気がする。
現在は日常の文化もすっかり変わってしまったので
メッセージの受信者(ファン)も様変わりしたに違いない。
発信者側も変わらざるを得ない。

関節技を「魅せる技」に作り上げている所が凄い。
関節技の連続からフィニッシュホールドまで
本来地味な関節技を派手に、そしてスリリングに演出して魅せてくれる。

昔、佐山さんがジムで
「プロレスラーはこうやって関節を派手に見せようとしてるけど、あれ嘘だからね」
「ホントに効くやり方はこうだから」って言ってテクニックを見せてくれた事があった。
佐山さんは佐山さんで正しかったと思う。
そうやって日本に総合格闘技が生まれて根付いている。

しかし今思うと、魅せる関節技で、魅せる試合を作り出していたのは
やはり芸術家の成せる素晴らしい技だったと思う。
僕はそれに魅了されていたのだ。

■2004年09月24日(金)  [9月23日(秋分の日)]
今日は、アサヒビール茨木工場の見学をした。
ビールの製造過程を映像と現場で説明してくれる。

今年の夏はアクアブルーを良く飲んだっけ(発泡酒だけど)。
こんな風に作ってたんだねー。

最後に試飲
20分飲み放題
黒ビールとスーパードライ
そして黒とドライのハーフ&ハーフ

旨そうだ

しかし僕は一滴も飲めなかった
運転手だから

今日ほどビールの色が美しく見えた事は無い。

あー
泡が・・・

最後に運転手はスーパードライ350缶を一本貰える。
それがどんなに嬉しかった事か。

部屋に帰って直ぐさま冷凍庫にビールを放り込み
そのままツマミを買いに行った。
急いで帰って、冷えた缶ビールのプルトップに手をかける。

プシュ

あぁー
なんて良い響きなんだ
冷えたビール

最高だ

■2004年9月22日(水)12:53  [移動手段]
自転車は
ちょうど良いスピード
ちょうど良い疲れがある
気になるものを見つけたら
止まりたい時に
すぐ止まれる
比較的自由に行動できて
移動距離も充分得られる

歩きは
移動距離が短い分
細かく周りを感じられる
人の声とか
夕飯の香りとか
魚焼いてるなーとか

バイクは良い
スピードの中の景色と
風とバイクの振動がいい
スピードを上げると
景色が感じられなくなって
アスファルトと周りの車しか見えない
Tシャツがバタバタはためいて
背中や胸を叩く
信号で停まると
肌がビリビリいって気持ちいい
ちょっと寒いけど

そして夜中に走り回って風邪をひくのだった
ガッカリ

■2004年09月21日(火)13:12  [風邪ひいた]
ここ3ヶ月ほど姿を見せなかった猫が、先週から顔を見せ始めている。
最近は、窓から顔を出してくる。
僕が居ることを確認すると
「にゃー」とか言って、勝手に窓から飛び込んでエサを催促する。
食べて、遊んで、寝るのがコイツのパターン。
この連休は、2日間コイツと一緒だった。
風邪ひいてフラフラだったから丁度良かったかな。
独りで倒れてるのも辛いしなー。
でもコイツが、お粥を作って看病してくれる訳もない。
逆に僕がご飯上げてる。
猫の手も貸してくれよ・・・
コイツの毛でクシャミも出るし
にゃー(遊んで)とか言ってくるし

【※】
風邪薬は、ドラッグストアで買うと千円ちょっと
病院行って薬もらっても千円ちょっと
軽い風邪でも病院行った方がお得かも

■2004年09月18日(土)12:45  [日々]
子供の頃は、ちょっと年上の人達や大人達に憧れた。
自分の知らない事や
自分に出来ない事をやって見せてくれたから。
大人は万能だと思っていた。
子供は無力だ。
しかしその事に気が付けないでいた。

僕は気が付けないでいた。
自分が既に大人になっている事に。
今の自分に何が出来ると言うのか。
大人の自分も無力だ。

今の自分に出来る精一杯を実現したい。
そして疲れて休みたい。

今の自分を責める事を・・・

■2004年9月16日(木)12:40  [・・・]
何か大切なものを無くしたら
酷く悲しい
それが自分のものでなくても
どのくらい、悲しむ事になるんだろう?
酷く辛い
こんなにも
自分の事よりも

■2004年9月14日(火)12:56  [弱くなっちゃった]
僕は今まで持っていた強さを無くしてしまったみたいだ。

でもそれでいい

弱い自分でいる強さを持ちたい。
自分が自分であればいい。

■2004年9月13日(月)13:1  [静かな日曜日]
昼過ぎにスーパーから帰ったら
猫に見つかったので部屋に入れた
コイツご飯食べた後、ベットに飛び乗って寝ちゃった

僕はテレビを消して静かに過ごす
寝てる猫は、時々ビクビクっとなる
(人間でもなるヤツ)
暫くするとグッスリ眠ったみたい
時々頭をかしげる

「・・・・・・・・・・・・」

それにしても静かだ
秋の日曜日
寝てる猫
僕は静かに過ごしている
音を出さない様に
音を出さない様に

体動にさえ気を使う
少し動いただけで目が開いてしまう
まだ眠そうなコイツの背中をゆっくり撫でてやると
重い瞼が閉じて行く


ずーと眠っている


静かな日曜日
ほんのり幸せ

■2004年09月10日(金)  [9月10日(晴れ)]
今日、大学の夏に受けた授業8科目の全ての合格の通知が来ました。
大学は残り、本当に卒業研究だけになりました。
卒研の最終稿(案)は、一応書き上がっています。
10月に提出して、何度か直しを入れればそれで終りです。
きっと沢山直しが出るでしょうけど・・・

【※】
もう本当に終りだなー
何か「秋」って感じが深まって来ました。

■2004年09月08日(水)  [原点回帰]
髪を切りました。
ヒクソンくらいの長さまで。
秋霜会に入った頃の髪型です。
あの頃は20代の終り頃で、もう一度全部をやり直す決意をした時期でした。
今までの自分のやり方とか考え方を全部白紙に戻してみようと思っていました。

何も無い自分に何ができるだろうか

当時、周りからよい刺激を沢山もらっていました。
大館、能代、南外村、湯沢、そして岩手から
遠くから練習に来る人たち。
大道塾、合気道、日本拳法、極真
一人一人から沢山の刺激をもらったと思います。

何も無い自分は、とても弱い存在でした。
その中で周りからの刺激を、現在まで受けつつ僕自身が少しずつできてきたと思います。

昔からの人たちと
今の人たちに感謝を

今、大学も専門学校も終りが見えてきました。
大検に合格して、やっとここまで来ました。

そろそろ、ここまで来た自分を
もう一度全部壊して、新しくやり直してもいい
原点回帰したい
失敗が沢山ありました。
ダメな所が数多くあります。
僕は、もっと変わり続けたい。
良い所も、悪い所も

【※】
特にダメな所を変えよう(笑)

■2004年09月06日(月)13:13  [外へ]
夜が好きだった

街の灯が、何処までも・・・
何処までも続いている

よく真夜中に独りで
大きな橋の下に行った
橋の街灯がキレイに並んでいるのが好きだった

川面に街灯が映る

土手に座って、ずっと橋と川面を見ていた
国道だから車通りが多い
沢山のヘッドライトとテールランプが街灯と一緒に並んで走る

もう少し足を伸ばせば海まで行ける

■2004年09月03日(金)13:10  [気が付いたら]
10歳の誕生日にフッと思った。
「10歳だから10年経ったんだ」

当たり前の事だけど周りの景色が見える。
弟達が遊んでいる。
周りの音が聞こえる。
自分の目で、弟達を見ることはできるけど
自分を見る事ができない。

この景色を感じているのは「自分」なのだ。
「自分」の手を見て動かしてみると、思い通りに動く。
「自分」はこの世界に存在している。
自由に動かせる体がある。

この世界は何なんだ
自分は何故ここにいるんだろう

その後、何年経っても、いくら捜しても
答えを見つける事ができなかった。
「意味なんて無いのかも知れない」

嫌な事が沢山あった。
汚い事で得をするヤツ等もいた。

僕は、不器用だった。
自分に自由を与えられず
欲しいものを手に入れられなかった。

世界を不公平に感じた。

それでも僕は
自分を変えられなかった。
自分の恐怖を超えられなかった。
(今でもそうだけど)

これからどうなるのか。

【※】
ネアンデルタール人は
より良く生きる為に集団を形成し、生活を成し文化を創った。
その内に仲間が死ぬのを見る事になる。
集団形成が無ければ、死は他人事でしかない。
そして彼らは、仲間の死を前に自己の存在を考える様になったと考えられている。
仲間の死を見て
この死は、いつか自分にも訪れると考えた。
その結果かどうかネアンデルタール人は
平和な文化を形成して生活していた様だ。

しかしその後
戦闘的なクロマニヨン人に滅ぼされる事になる。

■2004年09月02日(木)13:18  [夏の終わりに]
昨日から専門学校の授業が始まりました。
なんとなく、自分の意識が変わった気がします。

8月いっぱいの
大学の授業、解剖実習、卒業研究が自分の意識を変えたのかも。

今年の夏は
良い夏でした。

辛かったですけどね。

【※】
気温が34℃あっても
もう夏の気配を感じなくなっている。
前なら「まだまだ夏だなー」なんて思っていただろう。

今は秋を感じている。

死を前にして
生きて世界を感じているからだろうか。

何人かの、もう亡くなってしまった人の事を思う事も有る。


自分は
これから生き続ける

■2004年09月01日(水)13:15  [8月20日(金)はれ]
秋田に帰って、鏡で自分の顔を見ると少し違って見える。
全身を映してみると、どこか雰囲気が違う。
秋田は僕にとって何なのか

秋田は、街と人の雰囲気がどこか柔らかい。
空気が違っていて、居心地と周りの景色の見え方が違う。
時間がゆっくり流れる。

陽の光が違う
朝から昼にかけての空は、青と白の微妙な感じ
その青と白の下に街が広がっている。
長い幹線道路、商業地帯、列車の車両基地・・・
その周りを山と海が囲う。

陽の沈む夕方頃は特に良い
オレンジ色が、暗い青に段々侵食されてきて紫色になっていく
この空気が気持ちいい
光と風と海の音

10年以上前に、自動車学校に通っていた時
神奈川県出身の大学生と友達になった。
その人が言うには
「秋田の海は綺麗だよ。雰囲気がいい」なんて言っていた。
僕は、他の海のことなんて知らなかったから
「こんなもんだろー」なんて思いながら
「ふぅーん」なんて言って流した。

今思うと、秋田の海は結構良い
沖縄とかと比べたら負けちゃうけど。

陽の沈む海が
特に良い

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