■2004年09月30日(木)
[台風一過]
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通学途中、僕は荒川の橋を渡る 荒川の風は強い 今日は台風一過で風力が一段と増していた
いつもより重いペダルを漕ぎながら前を見ると 帽子のツバを押さえたおじさんが、こちらに向かって来る
「大変だなー」と思っていた おじさんが段々近付いて来て、僕の目の前に来た時 目が合った
「大変ですよね」と思った瞬間 僕は目を逸らした
まずい 目が合った・・・
おじさんが押さえていたのは 帽子じゃなくて髪の毛だった
ゴメンおじさん 気付いてしまって・・・
僕は反射的に髪の毛の無いおじさんを想像した 「悪くないな」と思った
【※】 手の平で頭頂部を押さえるんじゃなくて 帽子のツバを押さえるみたいに 前髪を押さえていた 横や後ろは大丈夫らしい、しっかり固定されている たぶん波平さんみたいな、前頭部後退型なのであろう 風はおじさんに向かって横から吹いていたが おじさんは自転車に乗っていた為、前からの向かい風も強かったのだ | | |